満月ノブログ～セラピールーム燦燦

数年前まで、心に浮かぶ母の顔は、眉間にしわを寄せて辛そうにしている母の顔でした。

それが私の母のイメージだったんですね。


太陽のような・ひまわりのような母ではなかったのです。

幼稚園の遠足がありました。小高い山の上の公園です。

皆のおかあさんは居るのに、私のおかあさんはいない。何で、私のおかあさんはいないんだろう・・・。

おかあさ～ん！！おかあさ～ん！！と泣きました。

先生がなだめてくれていたような気がします。でも、不安でたまらないのです。

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後年、アルバムで見た一枚の写真。

公園にあったイスに座っている母の写真です。眉間にしわを寄せて辛そうに座っていました。この時

の母の顔が頭の中にインプットされてしまったんですね。


当時、母のお腹には妹がいました。臨月だったのだと思います。大人になれば理解できます。その

身体で、坂を歩いて登ってくるのはどんなに辛かったか・・・。

ゆっくり登ってきたので、一緒にはこれなかったんですねぇ。仕方なかったのです。


でも、小さい私は母が今ここに居ないだけ、辛い顔だけが瞼に焼きついてしまったんですねぇ。ちっち

ゃい心は悲しかったんですねぇ。大人になってもこの印象はぬけなかったんです。


今は、セラピー（精神分析）を受けて、しっかり書き直しました。

母といって浮かぶのは、笑顔の母です。

この心に残る一枚の母の写真も、いろいろな影響を及ぼしていたりします。

やっぱり、おかあさんのとっておきの一枚なら、笑顔でやさしい表情の一枚ですよね！

そう、太陽のような、ひまわりのような、とっておきの母の笑顔！！

目を閉じれば浮かぶ母の笑顔！！瞼の母！！

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インテグレーター　　幸司　満月